子育ての相談件数の多い小学生の悩みってどんなの!?

小学生の子育て悩み相談

「子供が大きくなると、悩みも大きくなる」とは、私がまだ最初の子供を生んで間もない頃に先輩ママさんから言われたひとことです。

生まれて間もない頃の赤ちゃん時代の悩みは、主に子供の生活の事柄に関してが多かったのではないかと思います。

それに対して、子供が小学校に上がってからの6年間は、生活に加えて勉強の悩み、お友達の悩み、先生との関係やもっと精神的な心の悩み、そして第二次性徴を迎えるに当たっての心と体の悩みなど、親としても一緒に考えてあげたいことが沢山ありますよね。 

ここでは小学生の子育ての悩みのうち、よく相談されることの多い事柄について経験を踏まえてご紹介しようと思います。

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小学生の悩みは宿題をしない/集中できない相談がダントツ!  

小学生に入ってまもなく始まるのが毎日の宿題や家庭学習です。

宿題の習慣が身に付くまでは時間も掛かりますし、子供はとにかく遊びたいものですから、毎日宿題をさせる事は本当に頭痛の種でしすよね。

また低学年のうちは宿題自体を忘れていたり、するべき事という認識がなかったりすることも。

ついイライラしてしまったり無理やりに宿題をさせる事によって子供はもっと勉強嫌いになってしまいます。

すると、親も更に怒ったり怒鳴ったりしてしまい、収集のつかない事態を招く事も。 

まずは、小学生の子供が一般に集中できる時間を知りましょう。

一般的には集中力の持続は「学年×10分」と言われています。

つまり、1年生ではまだたった10分間程度しか集中力が持続しないと言われています。

6年生になる頃にやっと1時間(60分)の集中力持続が可能と考えると、学校の1時間の授業時間が45分間と決められているのは理に適っているわけですね。

それでも、45分間集中できるようになるのは小学校の4~5年生になった頃ですから、毎日の国語と算数の宿題がそれぞれ出ることを考えると、休憩時間を入れても大体30分程度は宿題に取り組む時間が必要と言うことになります。 

習慣づけをするのは、やはり低学年のうちが適当だと言えると思います。

ただ低学年のうちは「宿題をやりなさい」のひとことだけでは中々自分では出来るようにはなりません。

まず、必要な道具を出すだけでも5分くらいだらだら掛かってしまいます。

最初に今日の宿題の確認を行い、そして宿題をやっている間は隣や近くに座っていてあげるのが理想です。

低学年のうちはまだ、宿題の文字を読むことも大変ですから、一緒に声を出して読んであげたり問題の意味がわからないところは易しい言い方に替えて説明をしなおしてあげると良いでしょう。 

ゲーム感覚で集中させる習慣を作ると案外ノッってきたりすることもあるようです。

例えば「今日は問題を後ろからしかやってはいけない」や「音読は片足で立って読み、両足を床についてしまったらアウトでお母さんと交代」。

わざとテレビをつけておいて「CMになった時しか宿題をしてはいけない」へんなルールですが、短い時間で集中しようと努力するので案外早く宿題が終わってしまいます。 

低学年のうちに宿題の習慣が身につくと、中学年の頃になれば自分で宿題の内容を把握し、だんだん自分で取り組めるようになってくるでしょう。 

 小学生の子育て中は周りのお友達との関係が気になる!  

小学生にもなれば自分の意思がハッキリしてくることから学校が好きな子、あまり好きでない子、勉強は苦手でもお友達との関係は問題のない子、など色々なタイプが出てくるでしょう。

子供達を見ていると、例えば苦手な教科のテストがある日や、苦手なスポーツのイベントの日など「今日は学校へ行きたくないな」と思ったりする日も出てくるのは、皆さんにも記憶があるのではないかと思います。

また中学年を過ぎる頃になれば、心の成長の早い女の子の中では友達を選び始めるので、特定のグループ内の子とばかり遊んでいたりもしますし、グループ内での些細な揉め事も出てきたりします。

この時期には学校で起こった事や疑問に思った事を何でも話す子供もいれば、こちらから聞いても全く話さなくなる子もいて色々です。 

この時期の子供が主に一日のうちほとんどの時間を割いて過ごしている所が「小学校」ですから、子供なりに周りへの配慮をし、気を使いながら毎日生活をしているはずです。

自分から今日の出来事を何でも進んで話をしてくれる子でしたら、面倒でもちゃんと耳を傾けましょう。

自分からは進んで話をしない子ならば、話しやすい話題から振って話しかけるのが良いと思います。

その時、「今日学校はどうだったの」という漠然とした問いはやめて下さい。

「別に」とか「普通」と返ってくる場合が多いからです。

「今日の給食は何だったっけ」という軽めの切り口から始め、「そう言えば○○君だけど最近はどうしてる?」と言った細かなポイントに切り替えて話を進めていくと、だんだん学校での様子を話してくれるきっかけになる事でしょう。 

お友達がいるほうが学校生活はより楽しいでしょうが、中には本を読むことが好きで休み時間はお友達と遊ぶより本を読んでいたい、と言う子もいます。

それはその子の個性と理解してあげるのも大切だと言えます。 

また、お友達との関係に感じやすく、少しの事で傷ついてしまったり反対にお友達を傷つけてしまったのではないかと悩んでしまう子もいます。

傷ついている事がわかった場合は、励ますよりも「共感」して話を聞いてあげるのがよさそうです。

人を傷つけたと思ってしまって悩んでいる場合には「多分相手は気にしていないと思うけど」と言う前提で、もし判るのなら相手のお子さんや親御さんに連絡をして、「今日実はこんなことがあったみたいで…」と問題を共有するのも良いかと思います。

その場で解決をしてあげれば次の日お子さんも嫌な気分で学校へ行かなくても良くなります。

まだ問題解決能力の低い小学生の間は、良い事をした場合も悪い事をした場合もちょっと親が手を貸してあげることで随分気持ちが楽になったりします。 

 まだ小学生なのに…と思わないで!異性間の悩みと第二次性徴 

最近は小学生と言っても今の親世代が小学生だった時代とは違い、ちょっとビックリするような話も聞きます。

また、初恋を小学校時代に経験する子も多いですよね。

小学生ながらにドキドキしたり、話題が話題なのでちょっと親にも言いにくかったり…と思っている子供もいそうですね。 

そんな時子供の考えに「共感」してあげる事で話題を子供とシェアし、一緒に問題に取り組んで行けるのではないかと思います。

例えば子供の好きな子の話題になったら、自分の初恋の時の話を聞かせてあげるのはどうでしょう。

人を好きになるのはとっても大切な気持ちです。

またどんな内容の話でも、子供はお父さんやお母さんの子供の頃の話を聞くのがだいすきです。

好きなアイドルグループに夢中になっているのだったら、一緒に好きになって楽しんでしまうのもひとつの方法です。

最近は小学生でも「彼氏」「彼女」「デート」などという言葉を使うので、親からするとちょっとドキッとしてしまいますが、聞いてみれば「彼・彼女」は私たち親世代が小学校時代に「両思い」と呼んでいた関係の事を言っていたりします。

普段から「好きな子が出来たら教えてね」と伝え、「お母さんはその子の事あまり良く知らないんだけど、どんな所がカッコいいの(かわいいの)?」など話題にする事で、子供も何かあれば自然に相談がしやすくなりますので親としても安心です。 

ちょっと話しにくい、第二次性徴についての話題も同様ですね。

早い子は中学年~遅い子でも高学年になれば第二次成長に伴う身体の変化が訪れます。

初めての経験に戸惑ってしまうのは子供も一緒です。

いくら学校の教科書で第二次性徴に伴う心と身体の変化について習っていても、実は小学生の子供ってほとんど現実に起こる出来事として理解が出来ていない事も多いのです。

日本では昔から第二次性徴に起こる出来事や性に対する出来事を親子間でオープンに話をする習慣がない事も、後々で大きな問題を招いてしまう原因になっているのではないかと思います。

第二次性徴に伴う変化については、「あって当たり前」「なかった方が問題」になる出来事ですから、子供がひとりで悩んでしまう前に気軽に相談できるような親子関係を築いておきたいものですね。 

まとめ

子供が悩んでいる時に、身近に相談できる相手が「親」であって欲しいと思います。

親が自信を持って解決してあげられないような大きな出来事が起こったとき、学校にはスクールカウンセラーがいますし、地域やコミューンの相談センターなど話を聞いてくれる所もあります。

けれども実際子供はそのような「普段見知らぬ大人」には中々すぐには打ち解けてくれない事も多々あります。

問題を解決する力は、子供の頃からの日々の積み重ねや人間関係において徐々に積み重なって伸びていく能力だと思いますので、親も子も忍耐が必要な時もあることでしょう。

そういった意味合いでも「家庭」はいつでも子供が安心して逃げ込める場所であるべきです。

「もう小学生なんだから一人で出来るでしょう」と言われても、経験の浅い小学生のうちは一人で出来ない事がビックリするほど多いですし、中学生の年齢になっても子供はやっぱりいつでも親に構ってほしいものです。

不安な気持ちを溜め込む事によって、子供はイライラしたり物に当たる、兄弟げんかをする、お友達をいじめる、登校拒否をする、時には夜尿症や不安症状など様々な形で現れてきてしまう事があるのです。 

子供の発する小さいサインを見逃さないのが一番ですが、家庭を「子供が一番安心できる場所」と位置づけて居心地の良い関係を小さいうちから作っていけたら良いですね。 

  

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